幼鳥 - カイツブリ
はじめまして。わたち、カイツブリの赤ちゃんなの 以前から、親に乗ったカイツブリの雛の写真を撮りたいと思っていた。 コチドリの雛が巣立ち、幼鳥を追っていたらその池にカイツブリのペアがいた。50m以上は離れていたが、1羽の背中が肉眼でもデコボコしているのが分かった。 すぐに望遠レンズで確認。 雛だ! 3羽の雛がいることが判明。 カイツブリは全国的に激減していると聞く。 いつも行くフィールドにもこのワンペアしかいないようだ。 まさに貴重な出会いだ。 これを機に、この雛たちが巣立つまでの記録をとることを決意した。 今年の夏は暑かった。しかし、炎天下の中も、台風の影響による暴風のなかも、ほぼ毎週撮影に出かけた。凍ったペットボトルを首にあて、熱射病との戦いながら撮影した。 途中、悲しい出来ことに遭遇してしまった。3匹の雛のうちの1羽が、目の前に水中の何かに食われた。この池には、身勝手な人間に捨てられ、巨大に育ったミシシッピアカミミガメやスッポン、ワニガメなどが棲息している。犯人はおそらくその類であろう。 カイツブリの減少を加速しているのは、都市化による環境破壊の他、外来種による捕食もかなりのウエイトを占めているのであろう。 何とかしなければいけないという使命感が沸き起こり、目撃した事実を園に報告して、対策を検討していただいている。人間の身勝手な行動によって、彼らがおびやかされるのは許されることではない。 1羽消えたことがあまりにショックだったため、一時は記録をやめようかと思ったが、残された2羽は頑張って生きていたため、巣立つまで記録を撮る方向に思い直した。 残された2羽は大きさがかなり異なり、目がくりくりして甘えん坊でいつも親の背中に乗る妹と、少ししっかりした兄の様に見えたので、便宜的に メメ (妹:目が大きいから)と お兄ちゃん と呼ぶことにした。もちろん、実際の雌雄は不明であり、根拠はない。 6月から8月の2ヵ月間、メメとお兄ちゃんを追い続け、記録を小冊子にまとめた。 メメとお兄ちゃんはどうなってしまうのか。