幼鳥 - コチドリ
はじめまして。ボク、コチドリの赤ちゃん
そんなある日、ヒバリが鳴く真下の畑の中央にコチドリがうずくまっているのを見かけた。はじめは怪我でもしているのかと思ったが、時々元気に飛んで行き、また元の場所に戻ってくる。何だろうと思って望遠レンズで覗くと複数の卵が見えた。
こんな場所で繁殖していたのだ。卵は4つ見える。
その瞬間から頭の中がヒバリからコチドリになってしまった。
すぐに生まれるかもしれない、と、直感的に思い、園内を一周して戻ってくると1匹目の雛が生まれていた。あとで調べて分かったことだが、コチドリの雛はすでに幼羽が生えた状態で生まれ、目も開いていて、すぐに歩いて自ら採食するようだ。その通り、この雛もすでに羽があり、親の周りを動いていた。
刺激しないよう、数十メートル離れて35㎜版換算900㎜相当の望遠で狙った。炎天下の畑で、地面すれすれから撮影したので、大気の揺らぎがひどく、大変な撮影であった。
二日後に訪ねてみると、3匹の雛が確認でき、畑を元気に駆け回っていた。まだ大きさは数センチしかなく、まるで綿ゴミが風で転がっているようにしか見えない。
大層かわいらしい。

